桜区(さいたま市) 高圧洗浄機で排水つまりや悪臭・異臭の原因を排水管内から粉砕剥離して完全洗浄

【依頼内容】トイレが詰まって流れなくなり、1ヶ月程前に他の業者さんに来てもらってトイレ詰まりの修理をしてもらいました。その時にトイレ詰まりは解消したのですが、その業者さんからは一時的にトイレからの排水は流れる様にできたが、すぐに再発する可能性が高いと言われました。

排水マスや排水管の中に木の根が入り込んで取り出せないのが原因だそうですが、土を掘り起こして工事を行わないと完全には排水排水詰まりを直せないと言われました。また、工事の見積額を口頭で聞いたのですが、結構な金額でしたので「ぼったくりかも？」とも思い、すぐに工事の承諾はしませんでした。

自分でも排水マスの蓋が開いている状態で、排水マスや排水管の中を覗いてみましたが、確かに木の根が排水マスの中にあり、排水管の奥の方にも伸びている状態でした。試しに手で引っ張って引き抜こうとしましたが、人間の力でもとても取り出せない手応えがありました。

トイレが詰まってしまうと大変ですが、ネットを検索して排水管詰まりについて調べていたところ、排水管に木の根が入り込んで詰まりが起きた時に、高圧洗浄機で改善した事例を何例も見つけました。

前回修理に来てもらった業者さんは、高圧洗浄機みたいな機械は使っていませんでしたので、土を掘り起こして行う排水管の工事をしてもらう前に排水マスや排水管の高圧洗浄を行ってもらうことにしました。排水管設備の周辺にある植木や草木を伐採しないと根本的な改善にはならないかもしれませんが、高圧洗浄を行ってからどれくらいで排水管が詰まってしまうかも知りたいと思いました。

排水管の高圧洗浄を行っても、すぐに木の根が原因で排水がすぐに詰まってしまう様であれば、仕方がないので木の根対策の工事を行おうと思っています。

【作業内容】お客様のお宅の敷地内には、たくさんの植木や草花などが植えられており、とても景観が良いのですが、土の中に埋まっている排水設備にとっては、木の根が入り込みやすい環境と言えました。トイレ詰まりが再発したことでトイレ詰まり修理のご依頼をいただきましたが、排水マスや排水管の中に木の根が入り込んでいる状態でしたので、トイレ詰まりの原因は木の根の入り込みによる排水管詰まりであることが明らかでした。

木の根がビッシリと排水管の中に入り込んでいる状態で、木の根を取り除く必要がありましたので、高圧洗浄機の水圧で木の根を細かく裁断したり浮かせたりしながら、排水管の中に詰まっている木の根を取り出しました。

詰まっていた木の根は大量でしたが、木の根はきれいに取り出すことができました。取り出した木の根がたくさんありましたので、お客様もビックリされていました。排水マスはコンクリート製でしたが、明らかに破損したり壊れている部分は見当たりませんでしたので、まだまだ使えそうな状態でした。

但し、僅かな隙間からでも木の根が排水マスや排水管の中に入り込んできますので、時々排水マスの蓋を開けて「木の根が入り込んでいないか？」を点検した方が良いことをお客様にお伝えしました。初期状態で見つけることができれば、高圧洗浄機を使わなくても、手で直接取り出せることが多いこともお伝えしました。

【排水管に木の根が詰まる理由】一般住宅の排水管のほとんどには、塩ビ製のものが使われていますが、それに対して排水マスは、コンクリート製と塩ビ製の２種類が使われています。そして、古い住宅などにはコンクリート製の排水マスが使用されているのが一般的です。

コンクリート製の排水マスと塩ビ製の排水管を接続する時に接続部に隙間が発生しますが、その隙間にはモルタルを充填して埋められています。しかし、土や雨水の圧力やモルタルの経年劣化の影響で徐々に隙間が生じる場合があります。

隙間ができてしまうと、その隙間から排水が土の中に漏れてしまいますが、植物にとっては栄養分を大量に含んだ水分です。そのため、排水管と排水マスの隙間からドンドン木の根が入り込んできて、排水詰まりを起こしてしまうことがあります。